サグラダ・ファミリアから数分の場所でスペイン語を学びたいですか?エンフォレックスで学べば、幸運にもそれは可能です。エンフォレックスのバルセロナ校は、市中心地であるアシャンプラ(Eixample)地区にあり、ガウディが手がけた型破りなモデルニスタの建物のすぐ側に位置。エンフォレックス・バルセロナ校が提供する多彩なスペイン語コースに申込めば、見事な大聖堂はすぐそこです。
近いうちにバルセロナでお会いする日を楽しみにしながら、この非常に独創的な教会にまつわる背景やインフォメーションをご紹介することにしましょう。
サグラダ・ファミリア(Sagrada Familia)
世界的に最も象徴的な宗教建築は未だ未完成です。それでもなお、サグラダ・ファミリアは、毎年何百万人という人が押し寄せるスペイン中で最も人気あるアトラクションとなっています。
この建物を手がけ始めたフランシスコ・デ・パウラ・ビリャール。アントニオ・ガウディは1884年に引き継ぎ、ビリャールが始めた地下の遺体安置所を完成させ、オリジナル・プランからユニークなツイストと革新的デザインのガウディ風にします。
当時、この他にもバルセロナ周辺で数々のプロジェクトを手がけていたガウディーですが、このローマカトリック大聖堂は少しずつ形を成してきました。しかし彼が年を取るにつれて、計り知れないプロジェクトは彼を消耗させ、彼の全力を注ぐことを要しました。人生最期の15年間、サグラダ・ファミリアに専念しましたが、最も不名誉な最高傑作は未完成のまま、ガウディは大聖堂の敷地で亡くなります。
ガウディは生前、大聖堂東側のキリスト降誕ファサードはほぼ完成させています。用いられた非日常的な型は、造形に典型的なガウディ調のタッチに溢れ、建物が垂れているように見える慎重にカーブした石細工は、私たちの想像力を大きく膨らませてくれます。
1926年ガウディ没後、サグラダ・ファミリアは様々な建築家の手に渡り、誰がどのようにしてこの壮大な建物を完成させるべきか多くの論議を呼びます。後に主任建築家となったDomènech Sugranyesは、最初の8塔と東側のキリスト降誕ファサードを1936年に始まる内戦前に完成させました。それ以降、ガウディが考え出したオリジナル設計図のほとんどが紛失、現在完成に向けて日々進められている大聖堂構築は、どちらかと言えばガウディ的解釈と建物の本質に基づいた現代解釈を融合したものです。
その他に完成しているのはキリスト受難のファサードです。これは、カタルーニャ人彫刻家Josep Subirachsがデザインしました。ガウディが手がけたものとは異なったものを創り上げたいと考えた彼の作品は、溢れ出る偉大さと豊かな飾り付けの生誕ファーサードと全くのコントラストを成しています。受難のファサードは、ありのままのスペース使用によりキリスト受難の激しい苦しみを強調しました。
完成にはまだまだ長い道のりを要する、ガウディのサグラダ・ファミリア。構築スピードアップを図り、ガウディ没後100周年となる2016年を完全目標にしています。1980年代以降主任建築家となったJordi Bonet i Armengolは、コンピュータ・テクノロジーを技術補助とデザインにうまく取り込みました。当時80歳を超えていたArmengolは、この最高傑作を引き続き造り続ける決心をしましたが、完成はまだまだ先の話。栄光のファサードは、未だ開始されておらず、異なる高さに18のドットの輪郭を持つガウディの考えたオリジナル設計を完成するには10塔が欠けていました(12つは使徒を、4つは福音伝統者、残りの2つはマリアとキリストをそれぞれ象徴)。
未だ未完成に関わらず、非常に価値ある建築中の巨大建物の新しい姿を一目見ようとと毎年何百万人もの人が世界中から訪れます。サグラダ・ファミリアの現実性はこの大聖堂を非常に特別なものにしました。多くの宗教建築は古代建築家に敬意を表し、私たちの時と見逃すべきでない共に見るチャンスを作ってくれるガウディの大聖堂は非常に特別な存在です。入場用と寄付のみで建築が進められているサグラダ・ファミリア。訪問者もサグラダ・ファミリアの一部を成していると言えるのです。
サグラダ・ファミリア開館時間と入場料:
10月~3月: 午前9時~午後6時
4月~9月: 午前9時~午後8時
一般入場料: 8ユーロ (ガイド付ツアー+ 3.50ユーロ)
学生割引: 5ユーロ
塔エレベーター: 2ユーロ