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バレンシア生まれの世界で活躍する建築家、カラトラヴァが手がけた作品は世界中に広がっています。バレンシア校を選択すれば、カラトラヴァの代表的な巨大な光沢ある超近代的な素晴らしい科学と文化の複合施設、芸術科学都市へも簡単に足を運べます。多彩なスペイン語コースからご自分にぴったりのクラスを申込み、カラトラヴァの手がけた創造性溢れた迫力の建物の探求してみませんか?
近い将来バレンシアでお会いすることを楽しみにしながら、カラトラヴァの人生、受けた影響、そして手がけた建築物等など、この偉大な建築家の全てをご紹介することにしましょう!
サンティアゴ・カラトラヴァ: 人生
世界で最も有名な建築家のひとり、サンティアゴ・カラトラヴァ(Santiago Calatrava)は、彼の形跡である独創的な建築物を地球上のあらゆる場所に残しました。
建築家、芸術家もしくはエンジニア?陶芸ペイントから工学技術、そしてもちろん建築界で、サンティアゴ・カラトラヴァの持つ豊かな才能は、あらゆる芸術分野で発揮されています。しかし、彼はどのようにしてこれらの才能を養ったのでしょうか?
1951年、バレンシアに生まれたサンティアゴ・カラトラヴァは、小さいうちから芸術家として生きることに興味を持っていました。17歳の時、60年代芸術家きどりのるつぼとして盛況だったパリへ行って、どっぷりと浸かる計画をしました。しかし、この計画は実現することなく、彼はもう一つの選択肢であった、バレンシアで建築を学ぶことになります。1975年にスイスへ向かうまで、カラトラヴァは都市生活について研究をし続けることにより、資格を取得し続けます。そして1979年まで居たスイスでは土木工学の博士課程を取得しました。
スイスへ居住、結婚をしたサンティアゴ・カラトラヴァは、自然の成り行きで最初の事務所をスイスに開きます。社会経験が無く若かった彼は苦労し、名声を得るため7年間をコンテスト参加に費やしました。大きな努力の結果、1983年彼のデザインは、スイスのStadelhofen Railway Stationに選ばれたことから彼にスポットライトが当たり始めます。
翌年、バルセロナの橋、Bach de Rodaデザイン委託は、彼の建築家としてのキャリアの中で重要なターニング・ポイントとなり、以来橋デザインの委託がひっきりなしに来るようになります。現在、カラトラヴァの手がけた橋は、スペインの最も象徴的な都市や海外の都市に精妙さと洗練を加えています。ランドマーク的な彼のデザインした橋は観光客集まるホットなスポットとなり、カラトラバが手がけた中でも最も象徴する作品となりました。
1989年にパリにオフィス、その2年後に彼の生地であるバレンシアにオフィスを拡張します。
80年代以降、カラトラヴァは豊かな才能を使い忍耐強く近代デザインの境界線を押し広げ、現在の最も感動的な建築のいくつかを手がけました。そしてその勢いを弱めることなく数々の重要なプロジェクトをこなし続けました。その中でもニューヨークのワールドトレードセンター駅はとりわけ注目すべきものでしょう。
1987年、Auguste Perret International Union of Architectsを受賞して以来、サンティアゴ・カラトラヴァは13の名誉博士号と共に、数々の賞を総なめにしました。
サンティアゴ・カラトラヴァ: 建築スタイル
近代建築界で最も刺激的な革命者のひとり、カラトラヴァは、自然と景観に配慮したハーモニーを創り出すため、慎重に選び出した材料と融合した人間の形からインスピレーションを得ます。彼のスタイルは独創的で象徴的。固定されたものを何とか捕えようとする運動感ゆえに生み出された彼の世界は目に見えるものです。
カラトラヴァはデザインの基礎に工学の技術的構造の知識を用い、建築的構造を面白くします。じっくりと考えられた長くカーブを描くライン、真っ白な材料、完璧なガラスとライト使い。
バレンシアの芸術科学都市や多くの橋の様に、彼の作品の多くが水を軸として展開し、作品にさらなる特性を加えています。大建築物の水面反射は、しばしばエネルギー溢れるクオリティーを細部に与える役割を果たします。
サンティアゴ・カラトラヴァの作品は、彼自身が周りで見た束の間のイメージや出来事からそのひらめきを得ています。トロントのBCEプレイス(The BCE Place Galleria、1987年~1992年)は、屋根まで続く高く白い柱や葉のようなファンによってヤシの木で保護されている感じを抱かせます。そして「ヤシ」はファンタジー感溢れる近代的な吹き抜け天井のを形作っていきます。
柔らかく弧を描きながら飛ぶ優雅な鳥からひらめきを得た、強大な「羽」が開閉するミルウォーキー美術館新館(1994年~2001年)。現在カラトラバが手がけているプロジェクトのひとつ、Qatar Photography Museumも、これに似た鳥の構造をしているようです。優雅なデザインであろう美術館は、降り注ぐ光の量によって開閉します。
またサンティアゴ・カラトラヴァは、新ワールドトレードセンター新駅を現在手がけています。彼のトレードマークである白いスチールと子供の手の平から飛び立つ鳥を表現した洗練されたデザインです。
サンティアゴ・カラトラヴァ: 代表的な建築物
カラトラヴァが手がけた素晴らしい建物や橋は数限りなく、全てをリストに挙げ切れません。ここでご紹介するのは、中でも主にスペインにある非常に有名なものです。:
- アラミリョ橋(Alamillo Bridge)、セビリア、スペイン(1987年~1992年)
- BCEパレス(BCE Place Galleria)、トロント、カナダ(1987年~1992年)
- モンジュイックタワー(Montjuic Communication Tower)、バルセロナ、スペイン(1989年~1992年)
- アラメダ橋(Alameda Bridge)バレンシア、スペイン(1991年~1995年)
- 芸術科学都市(Ciudad de las Artes y las Ciencias)、バレンシア、スペイン
(1991年~2006年) - テネリフェ・オペラハウス(Opera House)、テネリフェ、カナリア諸島
(1991年~2003年) - ミルウォーキー美術館(Milwaukee Art Museum)アメリカ(1994年~2001年)
- マンリケ橋(Manrique Bridge)、ムルシア、スペイン(1996年~1998年)
- アテネ・オリンピック・スポーツ・コンプレックス、ギリシャ(2004年オリンピックのために改装)