スペイン語の接続法("el subjuntivo")は、非人称の表現や意見、感情または考え方を表現する際に使用します。また、否定的、意見の相違、非同意、意思や不確かで疑わしい状況を表現する際にも用います。
英語の場合、接続法と直接法とが区別されないので多少理解しにくいかもしれませんが、これはスペイン語始め、フランス語、イタリア語では接続法とされるものです。
それでは具体的にどのよう場合に接続法を用いるのでしょうか?主に4つの状況が挙げられます:
- 現実と正反対の事柄を表現する場合
- 疑わしい事柄、事実であろう事柄を表現する場合
- 希望、含意、または可能な状態、行為への命令を表現する場合
- 可能な状態もしくは行為に関する感情を表現する場合
後ほど改めて説明しますが、通常、接続法は que (that) もしくは si (if/もし)で始まる従属節内で使われます。
接続法時制
ほとんど従属節内のみで使用される接続法において、用いる接続法は主節の時制、及び主節の動詞と接続法の動詞との時間的な関係に沿っていなければなりません。
異なる接続法時制の具体例を下記に挙げてみました:
接続法時制 | 例 |
接続法現在 | Me alegro de que vengas. (I am happy that you are coming./君が来るので私はうれしい。) |
接続法現在完了 | Me alegro de que hayas venido. (I am happy that you have come./君が来れたので私はうれしい。) |
接続法過去 | Me alegraba de que vinieras. (I was happy that you came./君が来たので私はうれしかった。) |
Me habría alegrado si hubieras venido. (I would have been happy if you were to have come./ もし君が来られたらうれしかったのに。) |